みやもとこどもクリニックは、京都市伏見区にある小児科です。
子どもはすぐに40℃の熱が出ますが、40℃の熱で脳が壊れてしまうことはありません。子どもの熱の原因のほとんどはウイルスや細菌(以下、病原菌と記載します)の感染によるものです。
病原菌が体の中に入ってくると、病原菌が増えることを抑えるために体が反応して熱が出ます。体が病原菌と戦ってくれている結果、熱が出ていますので必要以上に怖がる必要はありません。
熱の高い、低いよりも熱の原因が何かが大切です。熱が高いからといってすぐに熱を下げる必要はないので、慌てて解熱剤を使わないでくださいね。
解熱剤は病気そのものを治す薬ではなく、あくまでも一時的に熱を下げて、その間だけでもすこし体を楽にしてあげようというものです。当院で考えている解熱剤を使う目安は38.5℃以上の熱が出ていて、「ぐったりしている」「水分がとれない」「頭が痛い」といった症状があるときです。
元気なら使う必要はありませんので、「体力が弱ってしまってつらそう」であれば、使ってあげるとよいでしょう。